家造りも終盤になってきました。 屋内では収納や炉台や水回りの造作、屋外ではデッキの準備が始まりました。
デッキ材の塗装は西山夫人の担当。キシラデコールの強力な刺激をマスクで防御しながら、100数十本を丁寧に塗装されています(左)。
間仕切り壁などの骨格部分が済み、これから細部の造作が始まります。
二階フリースペースの南西角には床の一部がありません。ストーブ熱の循環、明かり取り、そしてキッチンから二階の子供達の様子が分かるように、との施主の発案です。(右)。
二階の子供部屋は東西に二部屋。中央に両側のクローゼットとトイレがあります。そしてさらにその上に屋根裏部屋が一つ。東側の部屋から小ぶりの梯子で昇ります(上)。
二階トイレは六方を遮音シートと断熱材で取り囲んで防音対策。トイレの換気配管は西側クローゼットの中を通し、板で上手く隠してあります。(下左)。 ご希望通りのサイズで、両クローゼットに棚も完成(下右)。
炉台造作は毎回施主にお願いしています。玄関との間にはブロック、もう一方はログ、そして底盤が床板と同じ高さになるように等々、様々の工夫がこらされて、毎夜奮闘されています(上)。
玄関横の漆喰は夫人の造作。少しピンクがかった白い色模様と、光の角度によって色彩が変わるざらざらした凹凸が、なかなかいい雰囲気を出しています(下左)。
この土地の所有者であった島津さんが新婚の時に植えられた40年杉を、厚くスライス・乾燥したものが立派な洗面台になりました。支えるのは予備ログです(下右)。
二ヶ所のトイレにもタイルを張りたいとのご希望で、下地が作られました(左)。
広々としたデッキには三ヶ所の階段が付きます。階段を受けるベースが三ヶ所に設置されました(右)。
照明選びにも多くの時間とエネルギーが必要です。図面の段階からプランニングを始めても、実際に建物が立ち上がってくると、大いに悩まれるのが照明です。
場所場所に合わせて選択された照明機器の数々が、これからの生活を豊かに包んでくれます。
ポールヘニングセンのデザインになる傑作が、ダイニングに取り付けられました(最下右)。

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▼西山さんちCONTENTS
四方風景 竹木伐採 地質調査 屋根 コーキング 天井 壁 床
立ち会い 配置決定 地盤改良 棟換気 床下断熱 煙突 間仕切り
地盤改良 地鎮祭 遣り方 窓額縁 階段 手摺り 間仕切り壁
配筋 べた基礎 布基礎
12月8日1
屋根裏部屋 デッキ 炉台 照明
荷下ろし 電気水道 土台敷設 配線 デッキ ストーブ 水回り
ログ組み建て デッキ キッチン 外観
小屋組み 棟上げ 餅まき 完成
屋根 窓 妻壁  その後の変化(1)
妻壁の窓 天窓 システムバス その後の変化(2)
外部ドア 煙導囲 妻壁 塗装 『夢の丸太小屋に暮らす』2006年5月号