屋根に仕上げ材が載り、外部の壁には防水コーキング。そしてまたまたの台風。 室内は断熱材が入り屋根天井が張られ、床の造作へ。同時に給排水の配管準備も。
延び延びになっていた屋根の仕上げ材が、ようやく張られていきます(左)。
コロニアルNEOのアイリッシュグリーン。
防水の為に角々や窓周りをコーキングします(下)。
今年のように台風続きを考えると、普段しない部分までコーキングしたくなります。戸と窓の周りは、額縁を取り付けてから更にコーキングします。
100o厚の高性能断熱材を垂木の間に固定し、天井板を張っていきますと、全体の空間がロフトらしくなってきました。
断熱材の上には空気層があり、軒下から取り入れた空気が棟換気役物から排気されて、屋根断熱と結露を防止します。
屋根工事の途中で台風23号。残りが半分近くになった梱包を、またも、ぐるぐる巻きにして台風をやり過ごします。
ロフトの中に、グルニエ(中三階?)の造作が始まりました(上左)。
階段を受ける梁からロフトのフリースペースに予備ログを載せて、通路の造作。同時に、二階トイレと洗面の、給排水管設置打ち合わせ(上右)。
床板は28ミリの実加工された無垢材です。乾燥や吸湿で収縮膨張しますので、隙間の発生や床膨らみの心配があります。一手間掛けて可能な限り予防します。
階段からフリースペースへの通路下地が出来ました(上左)。中央にトイレ、両側に洋室二部屋。
天井には予定通りの場所に、各種の照明設置の下準備がされています(上右)。
ロフト中央に設置されるトイレの給排気は、グルニエの下、洋室の間のクローゼットを通し、妻壁から外へ配管されます(左)。
バルコニーには、施主により前もって下と横に塗装された床板が納まりました(左)。週末ごとに西山さんご一家と仲間達により塗料が上塗りされ、外観が色つや良く輝いてきました(右)。
煙導囲や天窓も板金防水され、残りの片面にもコロニアルが施工されていきます(上)。
屋根の最頂部分には、ご覧のような隙間をつくり、軒下からの空気をここから排気する為、棟役物が取り付けられます。コロニアルと役物の取り合いに一工夫が要ります。
いよいよロフトに床板が張られていきます(左)。傷付きやすい無垢板の為、直ぐに養生シートを敷き、その上にベニヤを敷き詰めます。
戸と窓の四方には加工された額縁を取り付けます。施主によりパールホワイトの塗料が塗り重ねられています(右)。妻壁側の屋根の出鼻にある破風と、屋根下端の鼻隠も同じ塗料で、戸や窓周りと共にこの家の外観を楽しく引き立ててくれそうです。

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▼西山さんちCONTENTS
四方風景 竹木伐採 地質調査
10月30日
屋根 コーキング 天井 壁 床
立ち会い 配置決定 地盤改良 棟換気 床下断熱 煙突 間仕切り
地盤改良 地鎮祭 遣り方 窓額縁 階段 手摺り 間仕切り壁
配筋 べた基礎 布基礎 屋根裏部屋 デッキ 炉台 照明
荷下ろし 電気水道 土台敷設 配線 デッキ ストーブ 水回り
ログ組み建て デッキ キッチン 外観
小屋組み 棟上げ 餅まき 完成
屋根 窓 妻壁  その後の変化(1)
妻壁の窓 天窓 システムバス その後の変化(2)
外部ドア 煙導囲 妻壁 塗装 『夢の丸太小屋に暮らす』2006年5月号