森さんご一家の新たな生活が始まりました。
そして、月日や年月を重ねるごとに、ログハウスの屋内や周辺にも様々な変化が現れてきます。
それらの断片の幾つかをご紹介いたします。
その後の森さんち

甥っこ森祐樹くんの夏休み自由研究が、都農町文化祭に展示発表されました。
写真や地図に鋭いコメントが付いて、立派な出来栄えです(左)。
施主父上の発案で自然木の垣根が巡らされ、良いコントラストを見せています。ログハウスにも落ち着きを感じます。
裏庭には堅木が山となり、ストーブ用の薪割りも進みつつあります。
これから駐車場や庭が整備される計画のようです。


施工ミス 二箇所
外付けにした浴室の屋根。本体との接合部分の中央が少し凹み、屋根仕上げ材の一番上が跳ね上がっています(左上)。妻壁の中に下から差し込んだ板金を取り、仕上げ材を外してゆくと(右上)、一本の釘が仕上げ材の上から最上部ログに打ち込まれていました(下)。
また、セトリングにコーキング剤がついてゆけず、屋根下の両サイドが切れて透き間が開き、そこから雨水が浸入しました。セトリングが納まるまでは、注意しながら時々コーキングが必要になります。
南側掃き出し窓の上部コーキングが切れ、セトリングスペースの断熱材を濡らし、室内に雨水が滴り落ちてきました。丸太のカット具合にもよりますが、水切りが必要でした。


外 構
先日、丸二年の定期点検を行いました。建築途中にも襲ってきた台風が、昨年も今年も直撃し、浸水に悩まされました。対策が課題です。
森さんと一緒に床下の点検も致しましたが、その外には、建物内外ともに手直しすべき特別の個所は有りませんでした。
前庭が少しずつ進化しています。国産の杉を使った立派な駐車場が出来て、枕木がきれいに並んでいます。玄関とテラス階段へのアプローチには、ピンクと白の砕石が敷き詰められ、芝生とのコントラストを見せています。小丸太の柵もリズミカルなアクセントになっています。
東側の庭もこれからどうなるのか楽しみです。


放水試験と防水対策
防水工事専門会社に依頼し、高圧洗浄機を使って放水試験を行いました。
妻壁は実加工された板を縦に張り合わせてありますが、その隙間の可能性が高いとの結論で、板と板の間を全てコーキング。しかし、その後の台風でも水が入り、再度放水試験をした結果、北側妻壁に使用した国内調達の難燃材、その小さな節穴が原因と分かり、全てを埋めてもらいました。
ログと板金の取り合いを防水処理した、コーキング剤の小さな切れに放水し続けると、和室の上に架かる梁から浸水し、窓の縁を伝って下りてきました。
浴室とトイレはポスト&ビームで、ログ壁の北側に外付けしてあります。両者の間のコーキングが、家本体のセトリングについていけずに切れる個所が出てきます。浸水口は明確には判りませんが、板金屋さんに依頼して板金を追加し、これでもかという程のコーキングをしてもらいました。

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▼森さんちCONTENTS
四方風景 地質調査 地鎮祭 1階戸・窓 屋根 床板
カナダでの加工写真 2階の壁・収納・フリースペース
基礎工事 浴室 板金・コーキング 手摺り
コンテナからの荷降ろし クローゼット 和室 キッチン
いよいよ組み建て キッチン  炉台  デッキ
壁が組まれて二階まで ついに完成!
棟が上がって盛大な餅撒き 新たな生活のご様子
屋根 2階窓 2階床と1階天井
完成後
完成後のお住まいのご様子
板金 2階トイレと外壁 玄関