平成15年8月1日、コンテナ三台から丸太・階段・戸・窓・板・ストーブを降ろしました。
組建て二日で、二階の柱や母屋まできました。
予定より少し早いので、棟上げまでゆっくりと慎重に!
周辺の子供達がうれしそうに、餅まきの時間を聞きに立ち寄ります。
夕方6時から上棟式。そして歓声の中、大量の餅まき。
クレーンのある内に、重い掃き出し窓などは室内に入れておきます。
二階にも梁に構造材を渡してコンパネを敷いて舞台を作り、上で使う垂木なども上げてしまいました。
三日目は南側の柱からスタートです。
周辺を埋め尽くしていた丸太も、もう数える程になってきました。
このスピードには丸太番号チェック係りの功績大なるものがあります。
左は北側の棟木受け柱の設置。
右は森さんと伯父さんによって納められた南側の棟木受け柱。
二階部分の丸太全部をピカピカに磨いてくれた、ありがたい援軍が次に攻めるは玄関の大柱二本。 すべての柱が立ち上がり、いよいよトラスの組み建てが始まりました。
うまく納まるか心配です。
下でAに組んだ中心部分を固定し、45°に頬杖を立て、両側からそれぞれ挟み込んで緊結します。
スムーズに組み上がって満足そうな大工さん四人組。
コンテナの長さが12m。それを越す長さの棟木と母屋は、中央部で継ぎます。
母屋二列が載り、最頂部に棟木の一本が納まりました。
周辺に足場が組まれてゆきます。一番遠くに置いてあった板などは、今後の使用順を考えながら、周りの取り易い場所に移動されました。
最後に残された棟木の一本に、名前などをおもいおもいに書き込んでもらいました。まずは施主の娘さんや親戚の子供達から。
厳寒の地で育った樹齢350年の大木は年輪の間隔が1o弱。二面直角に落としてあり、天井板を差し込む空間を確保する為にスペーサーが設置してあります。
強力な援軍は大柱二本を攻略して、引き続きリビングの壁に攻め入って下さいました。様々なサンダーを使い分けて、連携も見事なこと。 サンダーで磨いた粉が飛散しないのは確認しましたが、念のため風下側に目の細かなネットを張ってもらいました。
時と共に三々五々、子供達からお年寄りの方々までたくさんの人達が集まって、棟木にも次々と署名がされてゆきます。
三日間で約150本の丸太が組まれました。多くのみなさんに見守られながら、いよいよ最後の一本、棟木が上がってゆきます。
トラス、柱そしてもう一方の棟木にしっかりと納まり、盛大な拍手を受けました。
上棟式のお供えには、お酒・お米・お塩・昆布・するめ・野菜・紅白のお餅に獲れたての鯛とお刺身。
お金やお菓子と一緒に袋詰めされた紅白のお餅は、写真の他にも大きなひと山。
棟梁の進行に従い、拝礼、乾杯、そしてお刺身を頂きました。
森さんご夫妻、お父さん、伯父さん、いとこさん達、それに大工さん達によって、大量の餅が宙を舞います。中には引き替え券も含まれて、大きな楽しいプレゼントも別に用意されていました。
翌日、棟木・母屋・桁の上に垂木がすべて架けられました。
棟木に書かれた森さんご一家のお名前も、末代まで残って森家の繁栄を見守ります。

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▼森さんちCONTENTS
四方風景 地質調査 地鎮祭 1階戸・窓 屋根 床板
カナダでの加工写真 2階の壁・収納・フリースペース
基礎工事 浴室 板金・コーキング 手摺り
コンテナからの荷降ろし クローゼット 和室 キッチン
いよいよ組み建て キッチン  炉台  デッキ
壁が組まれて二階まで ついに完成!
8月11日
棟が上がって盛大な餅撒き 新たな生活のご様子
屋根 2階窓 2階床と1階天井 完成後のお住まいのご様子
板金 2階トイレと外壁 玄関