カナダで加工された丸太が、板・戸・窓・ストーブと一緒にコンテナ三台に積まれ9月1日にバンクーバーを出発。
博多港に9月19日に陸揚げされ、25日に待望の現地到着。
28日29日でほとんど壁が立ち上がり、30日には棟上げ、歓喜の餅まき!
いよいよ、外部から造作が始まりました。
両サイドに屋根を支える垂木が掛かり、四方と垂木上に足場が設置されました。
この頃の心配は天気のみ。
台風対策が屋根周りの最大の課題。
両端の垂木は数枚を重ね、どの垂木も両側から強力なL字金物で緊結してゆきます。母屋丸太と垂木の間には天井板を差し込めるようにスペーサー。この後下側にも設置しました。
二つのリビングの間にはアーチカットされた壁。
シルログ(最下の丸太)は全部一本長いまま組みますが、ここを始め玄関や掃き出し窓がくる所は、これからカットします。
東側ロフトに二部屋。北側の部屋にはシェットドーマー。 図面よりも屋根を上げてもらい、部屋が広くなりました。 西側ロフトのフリースペースにはピークドーマー。
これも当初の予定より大きめに施工。
母屋から桁にかけての垂木。
風を一番受ける部分なので、普通の家の倍以上の数の強力金具を使い、屋根全体と丸太壁がつながれました。
屋根の大きなアクセントになるピークドーマーも風を受けます。
何重にも補強されて骨格が出来上がって行きます。
棟木の上でも垂木は両側から緊結され、棟木にしっかりと固定されます。
棟木を支える太い柱は、間仕切り壁の部分がすでに加工されています。
垂木の上に野地板が張られています。この上にルーフィングを張り、場所によっては板金で雨漏り対策が施され、屋根仕上げ材が載ります。
ストーブ煙突をガードする煙導囲いが、北西のリビング吹き抜け上に設置されました。垂木を両側に追加して補強。
ストーブの真上にキャットウォークがくるので、煙突を45°に傾斜してから立ち上げます。
強風にも耐えられるように、頑丈に造られた煙導囲い。屋根とのあいだには、水対策と補強の為に屋根型のつなぎ。
屋根の最頂部は屋根換気用に隙間が開けてあります。

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▼喜多さんちCONTENTS
四方の風景、地鎮祭 屋根、階段、ロフト床
カナダでの加工の様子 コーキング、間仕切り壁、煙突
基礎工事 クローゼット、キッチン
土台、荷下ろし クローゼット、洗面台、塗装
組建て、棟上げ デッキ、クローゼット、配管
棟上げ、お祝い 給排水、照明、設備機器
11月1日 
屋根下地、ドーマー 炉台・ストーブの設置
屋根、妻壁、ロフト床 専属カメラマンの写真より
妻壁、窓、バルコニー 完成までの流れ
バルコニー、風呂周り、吹き抜け