コンテナからの荷下ろしは月曜日。火・水・木曜日で床下造作をして舞台を準備し、金・土でログを組み建て、日曜日には棟上げまで進む予定です。
床下組みからログ組み建て初日までをご覧下さい。

最初に梱包を開いたのは防腐防蟻剤加圧注入材。土台と大引の加工が始まりました。
基礎の回りに所狭しと梱包が並びました。次ぎに開くログの梱包を上手く基礎の回りに並べた積もりが、一つだけ他の梱包の下になっていました。
土台・大引の布設と同時に、床下で結束される電気配線が準備されています。大引を支持するのは鋼製束。
土台が直交する角の全てには斜めに火打ち土台が設置され(左)、土台の上にはスペーサーが取り付けられていきます(右)。
市道を通る水道本管(左)は敷地の反対側にある為、市道両側二ヶ所に穴を開け(右)、横にトンネルを掘って配管。ようやく仮設水道が準備できました。

木曜日の午後から雨になりましたが、既に舞台は完成し、一二段目のログも登壇しています(左)。
水に清められた舞台で、いよいよログの組み建てが始まりました。
先ずは、正確な墨付けから(右)。
基礎と土台の間に基礎パッキンを入れ、十分な床下換気を行います。隙間には内外から目の細かな金網が設置され、虫などの侵入を防ぎます。スペーサーの上には水切り板金(左)。
ログに空けた電気穴の位置は、加工図面に正確に数字が入れてあります。事前にその場所の土台に穴が空けられ、ログ配線の準備が出来ています(右)。
一段目のログは舞台に上がっていて、ログに張られた番号を確認しながら、図面通りの場所に設置されようとしています。
アンカーボルト位置でログに穴を空け、予備も含めて35ヶ所ある電気穴に配線しながら、一段目が仮り置きされていきます。
全部組み合わさったログを横から見ると、水平でなかったり一直線でなかったり。一段目は一本物で来て、戸の部分など後でカットする方が楽なのですが、当方の指示確認不足で、仕上がり通りにカットしてありました。
再度、墨を打って直線を確認し直し、水平を見ながら墨通りに固定して行きます。
二段目が始まりました。上下のログを緊結する為、ここから木ダボをログ穴に叩き込みます。

一本一本と確実に積み上がって行きます。配線だけでなく、耳のようにログの上に通る二列の山の上に、防水防風のシールを貼っています。
ログを載せていた頑丈そのもののパレット。先々、星野さんの手によって、室内の棚や薪小屋などにさまざま利用される事と思います(左)。
昨日の雨水を乾かす為に下の畑に垂らされたブルーシート。一枚ずつ使用枚数は減っていきますが、しばらくの間、多くの梱包を守ってくれます(右)。


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▼星野さんちCONTENTS
敷地外観 進入道路 整地 基礎下地 屋根造作 妻壁 戸窓 浴室設置
フィンランドでの原木伐採の様子 外部壁 電柱設置 断熱材 軒天
地鎮祭 進入路造成 電柱準備 基礎工事 二階配管 外壁 屋根板金 塗装
コンテナ到着 荷下ろし 床 間仕切壁 板金 左官 配管
3月8日
床下造作 組み建て初日 左官 外周造作 内部仕上 テラス
壁の組み建て二日目 設備機器 照明 炉台 塗装 完成
屋根の骨格・小屋建て 完成後のお住まいの様子
屋根垂木 屋根造作 金物取付