都城市高城町、桜並木で有名な観音池公園の南、運動公園に隣接した200坪の雑木林を整地しましたら、素晴らしい住宅用の敷地が出来上がりました。
国道10号線から数百mのところにある高台で、西に霧島連山が見渡せます。 フィンランドで加工されたラミネート角ログのキット一式を輸入し、星野様ご一家の住宅を建築致します。
整地から完成までの詳細をどうぞご覧下さい。

↑陽が沈みかけて背景がオレンジに染まりつつある霧島連山。

今回も土地探しが大きなポイントでした。
最初、都城市の南西部に絞り込んで、雑木林や空き地を片っ端から探し回る方法と、地区内の不動産屋さん全てに当たる方法でやってみましたが、なかなかご希望に添う土地に出会えません。
ご主人の通勤30分以内の全方位に範囲を広げて探す内に、インターネットの不動産情報から200坪数百万円のこの土地に辿り着きました。あちこちを見て回られた星野さんご夫妻の、大いなる情熱と努力に与えられた、まさに幸運!
心を込め動き続けて求めれば、ご希望に叶う土地に必ずご縁が有るものだなぁと、いつもの事ながら思います。
国道10号線から南東方向の小高い岡に見える建物は運動公園の体育館です(左)。
中央杉木立の右手、運動公園北隣りに建築予定地はあり、ちょうど赤い鉄骨の上になります(右)。
市道と接していて入口とすべき場所はカーブの場所(左)。
4〜5mの段差があり、重機を入れて進入道路を造る必要があります(右)。
上から見ると結構な高さになります(左)。
そこから反対方向の敷地を見ると、切り残した小さな杉の先が建築予定地になります(右)。
敷地より3m高い運動公園から見た建築予定地(左)。
雑木と竹一面だった敷地が今は雑草に覆われています。この方向が北になります(右)。
敷地と南側の運動公園との間には道路が有りますが、個人の所有地です。
許可を頂いて、必要な時のみ使わせて頂いています(左)。
敷地内に有る左側の木は、沢山の実を着けている栗。こういう楽しいおまけが付いてくるのも雑木林の良さです(右)。
その道路を西側に上がってくると北西の方向が開けてきます。
国道10号線を走る車が小さく見え、雲に隠れていますが、その左手の先には霧島連山。
北東から東の方には市道に添って杉の並木が有り、台風の時には格好の防風林になると思います(左)。
南側の運動公園との境にも一列に杉が並び、適度な目隠しや防風林になってくれそうです(右)。

重機を持ち込み、進入道路の造作が始まりました(左)。
ある程度の急傾斜を予想しながらも、車の上り下りに支障が無いようにと願っています(右)。
Uの字に切り開いて土を一方に積み重ねます。進入道路を締め固める為の砕石も用意されています。
雑木林には付き物の切り株や竹の根。敷地の中に窪地が有りましたので、今回はそこを大きく深くして、全ての根を埋めました。

西方向。地質調査の結果では北西側の地盤が少し弱かったので、再度地質調査をやり直し、建てる場所を予定より6m手前に移動しました(上左)。
北方向。右奥が進入路になります(右)。
沢山の竹や木の根を深く埋めた場所は、まだ土地がふかふかしています。
締め固めて、将来は砕石かコンクリートを敷き、駐車場になる予定です(左)。
北西の方向。一段高い運動公園の建物は弓道場。その右側からはテニスをする人達の声が聞こえてきます(右)。


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▼星野さんちCONTENTS
1月7日
敷地外観 進入道路 整地 基礎下地 屋根造作 妻壁 戸窓 浴室設置
フィンランドでの原木伐採の様子 外部壁 電柱設置 断熱材 軒天
地鎮祭 進入路造成 電柱準備 基礎工事 二階配管 外壁 屋根板金 塗装
コンテナ到着 荷下ろし 床 間仕切壁 板金 左官 配管
床下造作 組み建て初日 左官 外周造作 内部仕上 テラス
壁の組み建て二日目 設備機器 照明 炉台 塗装 完成
屋根の骨格・小屋建て 完成後のお住まいの様子
屋根垂木 屋根造作 金物取付