今回のキットは北極圏に位置するフィンランド・ラップランドのメーカーから輸入します。
現地での原木の切り出しや工場の様子などをご覧下さい。
日本では傾斜のある山から、相当な手間を掛けて木を切り出しますが、フィンランドではほとんど平地です。
同じ「松」の名前を持つヨーロッパパインは、日本の松と違い幹が高く直立しています。
活躍するのはチェーンソー付きの重機です(左)。立木の下部をグリップで挟み、その下に付いたチェーンソーで根元を切ります(右)。
木の下部を掴んだまま横に倒し、爪を横にスライドさせながら枝を全てカットしていきます。

規定の長さまでスライドするとそこでチェーンソーが働き、予定通りの長さにカットされた丸太が一本出来上がり。更に横にスライドしてまた一本。あっと言う間の早業です。
すらりと直立するヨーロッパパイン材だから可能な事だとも言えます。
あちこちに丸太の山(左)。極寒の地で育った木は生長が遅い分目が詰まり、上質のログ材や板や家具材となります。
これらの原木は等級に選別され、その中の一等級がログ材となります(右)。
日本より遙かに行き届いた自然管理が行われ、計画的な伐採や植林がされています。切り落とされた枝葉は時間を掛けて土に帰り、切られたばかりの原木は製材所へ運ばれていきます。
製材所からログメーカーに四面カットされた無垢ログが届きました(左)。
これから時間を掛けて乾燥させます。乾燥は全ての工程の中で一番重要な部分。乾燥工程を済ませ含水率を規定以下まで落とした原木が、初めてログとしての役割を担います(右)。

コンピューター制御された機械で、一本一本加工されていきます。横(壁の厚さ)と縦のサイズはメーカーにより違い、それぞれ数種類あります。
ノッチ・電気穴・ダボ穴などが寸分違わず図面通りに加工され、それぞれに番号が付けられます。

極寒の地ならではの移動手段。「スノーモービル」と「ソリ」。ウルルンの世界。

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▼星野さんちCONTENTS
敷地外観 進入道路 整地 基礎下地 屋根造作 妻壁 戸窓 浴室設置
1月24日
フィンランドでの原木伐採の様子 外部壁 電柱設置 断熱材 軒天
地鎮祭 進入路造成 電柱準備 基礎工事 二階配管 外壁 屋根板金 塗装
コンテナ到着 荷下ろし 床 間仕切壁 板金 左官 配管
床下造作 組み建て初日 左官 外周造作 内部仕上 テラス
壁の組み建て二日目 設備機器 照明 炉台 塗装 完成
屋根の骨格・小屋建て 完成後のお住まいの様子
屋根垂木 屋根造作 金物取付