管理棟の北側に放牧場の柵を造りました。
20m×20m の広さに丸太を埋め込み、厩舎から 幅4m×8mの誘導路が延びてこの正方形につながっています。
(管理棟の屋根から)
檜の間伐材100本が運び込まれました。
直径10cmを超える3mの丸太。施主により皮むきが進んでいます。
チェーンソーで先を尖らせ、これを地中に叩き込む予定です。
様々な方法を検討しましたが、手動穴掘り機(オーガー)である程度穴を空け、ユンボで上をたたく方法が良さそうだと決まりました。
地上に1.3m出す予定です。地中部分にまずクレオソートを塗り、立ち上がってから上部は塗ります(左)。
雨の季節、養生をしながら乾かしては更に塗り込んでいきます(右)。
1m間隔にユンボで穴を掘り、オーガーで1.7mを目指しますが、粘土質の地層に阻まれてなかなか進みません。
オーガーは諦めました。ユンボで深く穴を掘り、さらに叩き込んで、両側の土を締め固めることになりました。
途中高さ調整の為にやり直し等もあり、予定よりはるかに時間を要しましたが、立派で頑丈な柵の柱が並びました。
約1m間隔に並んだ柱に、加圧注入材二段の横木を取り付け、見栄え良くしっかりとした囲いが出来上がりました。
厩舎からの誘導路両側に、人間の出入り口も取り付けられました。
シンプルながら役に立ちそうです。
7月17日、熊本県高森町の牧場に預けてあった馬が到着しました。
この厩舎と放牧場を、なんとか気に入ってくれることを願うばかりです。

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▼河野さんちCONTENTS
厩舎 地質調査 仮設配線 地鎮祭    〃    ログ組建 電気・屋根工事
  〃  地盤改良 基礎工事 足場架設
7月21日
放牧場  丸太加工 柵造作
   〃  組み建て 屋根工事 外壁工事 厩舎   馬房開き戸 雨樋 ほぼ完成
   〃  天井内壁 電気配線 階段造作 管理棟  戸窓設置 天井・床 設備機器
   〃  収納・ロフト・馬房・開き戸の造作 完成
管理棟 フィンランド工場 コンテナ荷降ろし 完成後のご様子
   〃   地盤改良 基礎工事