霧島連山を真横に見渡すような小林市の高台で、フィンランド製 ”ラミネート 角ログ” を使った住宅を建築中です。大勢の協力により二日間で壁が完成し、さらに三日で棟が上がりました。その後の過程を紹介致します。

野地板の上に防水ルーフィングが張られました。これで幾らか雨の心配がやわらぎます。
手前には12梱包の各種板の山。
一階の電気配線は地下で集約されます。コンセント・スイッチ・照明機器への配線は、ログ壁と間仕切り壁から立ち上がります。
設備機器の最初の取り付けはシステムバス。空間の無駄を無くす為、隙間は3p程度。窓は土台に固定した二本の柱に取り付け、ログ壁との接点はTボードのみ。 この家の最大の課題は「台風対策」。垂木の両側をL字金物で棟木に固定し、垂木同士も特注の金物でさらに補強しました。
風圧は押す力よりも引く力の方が強く、特に母屋の掛かる下から七八合目位が最大と言います。全ての垂木の両側を特注金物で母屋に固定しました。 ロフト間仕切り壁と母屋の固定。棟木とも同様に固定。屋根を支える二ヶ所の妻壁と中の間仕切り壁は柱と横木の組合せで、これらも全てL字金物やコの字金物で強力に接合されました。
一日でシステムバスほぼ完成。
基礎パッキンで土台下には沢山の隙間があり、下部は空気の流れが良いのですが、上部の天井との間の湿気・結露対策が重要になります。
在来住宅は天井裏が断熱の役目もしています。ロフト(屋根裏)を居住空間にするには、屋根の断熱は大きな課題。天井板の上に厚手の断熱材。その上にひさしから棟にかけて空気の流れる広い空間を作り、屋根の熱を逃がします。写真の穴は空気取り入れ口。蜂や虫が入らないように裏には目の細かい金網。
ロフトの屋根天井張り。垂木の半分位の厚さの断熱材を下側に固定して上側に空気の通り道を作ります。そして天井を張ってゆきます。 二階(ロフト)の配線は、垂木に這わせたり垂木に穴を開けて行います。照明とスイッチ、二つの洋室には多めのコンセントに電話・テレビの配線など、想像以上の配線の束になります。
台風対策で出窓を設置しなかった分、妻壁の多め広めの窓に加えて、大型の天窓を三ヶ所取り付けました。二つの洋室は手動、プレイルームと吹き抜け上の高い天窓は電動。採光と通風を担います。 一階の全ての戸と窓は、セトリング(壁の沈み)対策をしながらの設置となり、最初大工さん達を悩ませました。上と横の額縁はログ壁に差し込んだTボードと窓にのみ固定され、上のひさしとひさし受けはログ壁に固定されて将来少し下がってきます。

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▼岡原さんちCONTENTS
四方の風景と地質調査 天窓・煙導囲・和室・窓
地鎮祭と基礎工事開始 キッチン・和室・塗装・玄関
土台敷設とコンテナ到着 炉台・倉庫・収納・塗装
組建て初日 照明・玄関・諸々の仕上げ
組建て二日目 完成見学会
棟上げまで 建ててみて住んでみて
4月7日
補強・電気配線・窓設置 完成後の変化
壁・階段・屋根・煙突