土地探しから間取り図の作成、設備機器や照明器具の選定、敷地内の伐採と整地から地盤強化、棟上げから造作へと長い道のりを経て、高橋さんご一家の家造りも遂に完成の時を迎えました。 大小様々の家具や電気製品、諸々の調度品などが運び込まれ、予定の場所に設置されました。
そして多くの方々が駆け付けての新築祝いが、何回も何回も。 生活の場として落ち着いてきた内外を、撮影させて頂きました。
屋内・屋外ともに、まだまだ手を加えられて、さまざまに変化していきそうです。
その折々をまたご紹介出来る事を楽しみに、今回の連載を終了致します。

外部にも何種類かの特徴ある照明が付いています。玄関照明(上左)とテラス照明(上右)。
採光と通風の役割を十二分に発揮してくれる、4枚の電動滑り出し窓は、設計当初からの施主のこだわりでした(下)。
ダイニングキッチンとリビングの中間、南側正面に位置する玄関も、無駄なく機能的でシンプルに仕上がっています。
施主の選ばれた三和土(タタキ)のタイルも落ち着いた色合いで、フロアとの段差は5cm。靴箱もきっちり納まっています。
東南に位置する採光一杯のダイニングキッチン。
L型キッチンの前に空いた窓からは、敷地入口の人の出入りも見え、遠くはシーガイアのシェラトンホテルも一望できます。
更に、窓ガラスが上下して通風も可能な勝手口ドアと大型の台形出窓で、空間も広々。落ち着いた色ながら桜色の混ざった床も明るさを増しています。
壁のちょっとした奥行きスペースを活用し、電話機などの置かれた四段の棚(左)。
間仕切り壁の空間もこんな飾り棚になりました(右)。
屋根の中には空気の流通層が作られ、さらに厚手の断熱材が設置されています。そうして、普通は屋根裏となる部分も室内に取り込まれ、広々とした居住空間となっています。
リビングでは薪ストーブが活躍を始めています(左)。整地で伐採した敷地内の雑木も、この冬の薪として役に立ちそうです。
一方の隅には、テレビとその周りに花々(右)。リビングの前にはほとんど段差の無い大きなテラス。
写真では奥行きや空間の広がりが上手く出ませんが、リビングから和室の方向(左)和室内からキッチン側(右)を撮影してみました。
幅目一杯の大きな窓が入ってとても明るいトイレに、洗面台と洗濯機が並んだ脱衣室。
主寝室には大きなベッドとマッサージチェア(左)。ウォークインクローゼットもさっそく活躍の様子(右)。まだ上の棚は空いていて、普段使わない物がこれから収納される予定。
高校に通う娘さんの部屋はさすがにカラフル。この空間を気に入ってもらえたようです。

200坪を優に越す敷地にも、これから少しずつ手が加わっていきます。
シーガイアの海岸線からそう遠くないこの場所は砂地。表層を削って現れた砂が、強風に舞います。垣根が成長するまでの暴風対策として、寒冷紗(カンレイシャ)を張ることになり、柱の竹が用意されました(左)。
入口横に取り付けられた排水用の公共枡も、 ブロックで包み込まれる予定です(右)。
敷地に取り置かれた土が、ブロックとの間に埋められ、東側の敷地が更に広がりました。ここに垣根が植えられます。
敷地東側に竹の柱が立ち、寒冷紗の取り付けを待ちます(左)。
ビニールハウスに出入りする車の為に、入口右側のブロックが3列除かれ、ビニールハウスのオーナーからえらく感謝されました(右)。ハウス内に放たれた多くの蜜蜂で受粉され、美味しく育ったメロンの収穫期が待たれます。
傾斜した進入口にもブロックが積まれ、敷地への入口周辺がすっきりとしてきました。
最近は珍しくなった外部トイレ(左)。モトクロス用バイクガレージに居る時間が長くなる施主や仲間の方々にも重宝されているようです。
インターネットで探された防水照明が、枕木を加工して取り付けられ、門灯となりました(右)。
ご一家はもちろん、これから訪れられる多くの方々を、温かく明るく出迎えてくれるものと思います。



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12月19日
完成して生活が始まりました
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