部屋により腰壁の有無やクロスのデザインも異なり、板壁のリビングを中心にして、周りの部屋それぞれが個性的な空間を形造っていきます。
内部造作に合わせて次々と設備機器も設置されています。
主な設備機器には、システムバス・システムキッチン・給湯器・洗面台・トイレがありますが、その他にもストーブや照明などが、空間の要所に配置されてそれぞれ持てる機能を充分に発揮し、日々の生活を豊かにしてくれます。 家は買う物ではなくて、好きなように造るもの・・・と考えています。
インターネット情報や家族友人の協力を得ながら、又はあちこちと探し回って買えるパーツは自分達で買って頂きます。
施工に関しましても出来る事は全て、自分達で楽しみながらやって頂きます。
今回は炉台造りと和室の珪藻土塗りをして頂きました。ご覧下さい。

タカラスタンダード製のL型キッチンが設置されました。上下の間にはキッチンパネルが半分だけ張られています(左)。
どの部屋も空間をたっぷり取る為に、屋根の形に添って斜めに天井が張られています。やりにくそうですがキッチンの壁にもクロスが張られていきます(右)。
トイレのクロスもきれいに張られました。壁空間を利用した小さな棚は大工さんの工夫(左)。
棟木の高さまで有る収納には、コの字の大きな棚が造作されています (右)。
陽当たりと風通しの良い娘さんの部屋が、一番最初に完成したようです(左)。
リビングから少し引っ込んでいますが、トイレのドア上部にも遮音シートが張られています。(右)。
リビングとキッチンの間に出来た飾り棚。素敵なアクセントになりそうです(左)。
浴室と洗面室では奥行きが25cm異なります。それを利用して、施主の図面通りに、大きな飾り棚が造作されています。(右)。


施主施工の一つ、炉台。
ホームセンターで買い求められた石材が、上手くカットされて敷き詰められました。屋内の空気をなるべく使わないように、床下から空気を取り入れて燃焼させる外気導入タイプのストーブを設置予定です。床下からパイプを通す穴もちゃんと出来ています(上左)。
壁板との間に断熱用の空気スペースを取り、下地のボードが張られ、その上におもしろい石材が張られています(右)。
兄弟・親戚・友人など多くの協力を得ながら、それぞれに智恵を出し合いながら、世界に一つの個性的な造作物が出来つつあります。
ストーブの到着が待たれます。


リビングから一段高く、南西の角には和室が準備されています。
その壁も施主施工として、霧島シラスを使った珪藻土が塗られる予定で、すでに下地材が張り巡らされて皆さんの左官の腕前を待っています。
消臭と調湿の機能を持ったこのマグマセラミック素材は、化学製品を一切使わず、下塗りや養生が要らず、一回塗り仕上げが特徴です。
攪拌機を長時間回し続け、練りに練っての下準備が始まりました。
下地ボードの段差には専用のテープを張り、複雑な形状の壁四面を、三回の週末を利用して少しずつ塗り進めて頂きました。素人とは思えぬなかなか上手なコテさばきと拝見致しました。
家全体の色調はグリーンを基調にしたい、との施主の強いご希望。外壁のモスグリーンと琉球畳の入った和室の淡い緑、そしてシステムキッチンのグリーンが、良い色合いになりつつあります。

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▼高橋さんちCONTENTS
土地探し 地質調査 立ち会い 整地
10月26日
クロス 棚造作 ストーブ炉台 珪藻土塗り
地鎮祭 地盤改良 ブロック積 基礎工事 屋内ドア 設備機器設置 テラス 外周工事
構造材組建 上棟祝 屋根工事 外装工事  照明 収納 ストーブ 内外仕上げ 
給排水配管 床下・壁・天井断熱材設置  完成して生活が始まりました
防水塗装 屋内壁施工 テラス基礎 排水 完成後のお住まいの様子