宮崎県の南西部、霧島連山を望む場所で、ポスト&ビーム構法、延床面積約60坪の大型住宅を建築中です。
カナダで加工されたレッドシーダーとダグラスファーの大きな丸太は、9月27日に博多港に到着、10月3・4・5日にそれらを建ち上げ、年末に完成の予定です。
丸太の組み建てから棟上げまでの様子を、ご覧下さい。
40フィート(12m)のコンテナ2台が、3日早朝、現地に到着しました。 オープントップのコンテナには、63本の丸太と階段一式。クレーンで降ろすのに、半日掛かりました。
もう一台のドライコンテナには、戸・窓・ランバー・ストーブと煙突が、全て梱包されて収納。ユニックで引き出すのに、丸一日。 雨水で少し濡れていた程度でカビや汚れも無く、丸太はすべてきれいな状態で、一安心。
最初の丸太を、北西の角に立てます。 金具で固定。ユニットバスとの隙間の無駄を少なくする為、柱の角が除いてあります。
初日は、北側に5本の柱が立ちました。 北側に桁を載せ、西側から順に柱と梁を組んで行きます。
リビングの三角に突き出るスペースは、家の大事なアクセントであり、工事の大きなポイントになりました。 建具の梱包を解いて検品。
窓はすべてアルミクラッドの木製ペアガラスです。
桁と梁が次々と組み合わされてゆきます。 ロフト部分にも柱が立ち、母屋が載ります。
リビングの吹き抜けの上には小屋根が架かります。
その棟を慎重に載せます。
母屋から通し柱に、両側から登り梁を掛けます。
いよいよ棟を載せます。
これで2日目終了。
3日目スタート。
棟もきれいに納まりました。
4ヶ所に登り梁を掛けます。細い横木は登り降り用の臨時階段です。 垂木が並ぶと、屋根の広さと共に、家の大きさが実感されます。
8日。野地板を張られた大屋根に、上棟を祝う対の弓矢と吹き流しが取り付けられました。北側には天窓用の穴が三ヶ所出来ています。 家の中では、祝宴の準備が行われています。
玄関の両サイドにも立派な柱が建ちました。
上棟の儀式が始まりました。東の方角に拝礼。 近所の方々が大勢参加されて、大量の餅撒き。その後、祝いの宴がにぎやかに続きました。

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▼内村さんちCONTENTS
(風景・地鎮祭・地盤改良) (内部もほぼ完成)
(カナダサイトの加工丸太) (完成)
(基礎工事から土台設置へ) (内村カメラマンのアルバムから)
10月16日
(建て込みから棟上げまで) 『木の家がいちばんVol.3』
(室内造作が始まりました) 『建ててみて住んでみて』
(屋根・床下・風呂の設置) 完成後のお住まいの様子
(木工事終了、ほぼ完成) 完成後のお住まいの様子(2)
(外部完成、あと一息)