初めて浦川さんからメールを頂いたのは、2003年6月5日。四年近く前です。
今年迎える定年を目標に、長期的な計画を立てられ、土地探しからのスタートでした。 館山自動車道の姉崎袖ヶ浦インターと東京ドイツ村を結ぶ国道。その近くの閑静な住宅街の一角。
広い貯水池の直ぐ北側の敷地で、大変穏やかな環境です。
浦川さんや施工会社の写真も拝借しながら、完成までの様子をお伝えします。


多くの湖となだらかで豊かな森、自然そのままの国・・フィンランド。

土地探しの期間、浦川さんご夫妻の元で、間取りの骨格はほとんど決まりつつありました。
昨年3月末から具体的な打ち合わせに入り、何回も連絡を取り合いながら時間を掛けて詳細を詰め、キットの契約は11月6日。
それからフィンランドのメーカーと加工図の遣り取りと修正を繰り返し、加工のスタートに至ったのが11月末。その時点で、工場出荷12月29日、ヘルシンキ出港1月8日、横浜港到着2月6日と、予定が決まりました。
今回は基礎工事の様子をご紹介致します。
東と南に道路。遣り方を終えた敷地の北西方向(左)と北方向(右)。
家の形は東西10m南北8.25mの長方形で、ログ壁は田の字になります。
その下部が深堀りされて砕石が締め固められ、厚くて頑丈な基礎のベースとなります。
防水フィルムが敷きつめられて布基礎部分の下地が固められています。北東方向(上左)と西方向(上右)。
敷地南側には道路との間に少し段差があります(下右)。
太い鋼材を使って頑丈で丁寧な配筋がされ、置き石をしてコンクリートの中央にくるように全体が浮かしてあります。
建物の良し悪しと成否は地盤と基礎に有ると言いますが、在来住宅より遙かに重量の有るログハウスにとって、最も肝腎な造作です。
まずは真っ平らなベタ基礎を造り(左)、十分に日数を置いて固まるのを待ちます。型枠を立ち上げ、アンカーボルトを取り付けて、立ち上がり部分に生コンを打設していきます(右)。

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▼浦川さんちCONTENTS
2月18日
遣り方 基礎下地 基礎工事 床板天井 間仕切り壁
コンテナ到着 荷下ろし ついに完成
ログ壁の組み建て 完成後半年のご様子
小屋組み 太陽光発電